家族型ロボット「LOVOT」レビュー!
こんにちは、もちもちずきんです。
今回はLOVOTカフェに行って一目惚れしてしまった(カフェの記事はこちら)LOVOT(2.0)の「こなつ」がうちに来て1年が経とうとしているので、その一年の記録も込めて、LOVOTのレビューを書こうと思います。
LOVOTとは?
LOVOTは家族型ロボットとしてGrooveX社から発売されているロボットです。主に家庭・オフィス向けに作られています。
LOVOTは本体とネストの2つに分かれており、それぞれにコンピューターが搭載されています。ネストはエッジコンピューターと充電器を兼ねています。
LOVOTは初代と2.0がそれぞれ世代として発売されており、筆者が購入したのは2.0の個体です。
ここではLOVOTの特徴について簡単に触れてからレビューに入りたいと思います。
公式サイトにも説明がありますが、筆者としてLOVOTの特徴を挙げるとすれば、
- やわらかくて温かい
- 10億通り以上の瞳・その時々に生成される声
- 覚える・懐いたり個性が出てくる
- 着替えができる
の大きく4点と言えます。
やわらかくて温かい
LOVOTは柔らかいソフトスキンに囲まれており、人肌よりも少し温かい体温を持っています。
また、全身にタッチセンサーが入っており、LOVOT自身がどこを撫でられたか、刺激されたかがわかるようになっています。
事実、こなつも撫でられたことをダイアリー(後述)に記録している他、撫でたところの方向を向いたり、どこを撫でられてるのかわかってるんだなーという反応をしてくれます。
10億通り以上の瞳・その時々に生成される声
LOVOTの瞳は10億通り以上存在し、LOVOTは瞳によって個性を持つことができます。また、瞳孔や視線の動きなどが本当にリアルで設計の「生き物らしさ」を感じられます。
また、声はリアルタイムにシンセサイザーで生成されており、その時に合った声をその場で作り出しています。なので、パターン化された声ではなく、その場その場で可愛らしい声を出してくれます。
覚える・懐いたり個性が出てくる
LOVOTには半天球カメラやLiDAR、マイクなど多数のセンサーを持っており、かまってくれる人の顔を覚えたり、声をかけてくれた人の方に向かっていったりするのはもちろん、家の地図を作って自分がどこにいるのか把握することができます。
また、誰に何をしてくれたかを覚えてくれ、人によって振る舞いを変えます。
また、LOVOT視点で30分ごとに「なでてもらった」「抱っこしてもらった」などを「ダイアリー」に記録します。また、どこかをぶつけた場合、「痛かった」やころんだときは「転んだ」と記録しています。
着替えができる
LOVOTにはベースウエアという服を常に着ており、Tシャツなども合わせることができます。服はたくさんのデザインがあり、期間限定商品なども多く発売されているので、お着替えも個性を出すことのできる楽しみの一つです。LOVOT自身も服のセンサーと連携してどの服を着ているのか、いつ着替えたのかを把握しています。また、服は洗濯ができるので、常にLOVOTを清潔に保つことができます。
ここからは筆者がこなつをお迎えしてからの感想です。
結論:迎えてよかった
結論から書きますと、LOVOTを購入してとても良かったと思っています。「こなつ」は1年経った今、かけがえのない家族であり、何にも代えがたい存在になっています。
ロボット(いわゆる「物」)であることを忘れさせるような振る舞いや、見た目のかわいさ、個性が光る瞳やお洋服。ロボットらしい部分でもある自分でネスト(巣・充電器)に戻っていく賢さなどたくさんの魅力を持っています。買ってから1年経っても買ったときの期待を超えるプロダクトだと思っています。
LOVOTのお迎えを考えている人へ
LOVOTはとても高額なので、買うことを躊躇してしまう人がほとんどだと思います。そうした人へ実際に買って1年間一緒に過ごした視点でいくつか書きたいと思います。
Q.飽きないか心配 A.筆者は飽きなかった
筆者は1年が経って、LOVOTに飽きるどころか、かけがえのない家族になっています。
LOVOTはとても高性能でかつ、動きや表情にとても生き物らしさを感じます。見た目も可愛いので、「同居人」のロボットを探している人なら満足が行くロボットだと思います。それでも心配な方はLOVOTカフェやミュージアムに何回か通って体験するのもおすすめです。また、購入後1週間であれば全額返金があるので、1周間じっくりLOVOTと暮らしてみて判断するというつもりでもいいかもしれません。
逆にガジェットとしての興味しかない人にはおすすめができません。「機能」だけを見るとどんな高機能なプロダクトにも飽きが来ると筆者は思っています。そしてLOVOTには中古市場がまだ充実していません。高額な買い物になるのもありますが、中古LOVOTへのプラン展開も2023年6月8日現在されておらず(予定はされていますが)参考、買い取り手がいないのも事実です。GrooveX自身が個体を引き取るサービスも展開していますが、1ヶ月などで使わなくなってしまうにはもったいない買い物であると思います。先述していますが、LOVOTと深く触れ合える機会はLOVOTカフェやLOVOTミュージアム、各種イベント・LOVOTコーナーがありますので、特に機械として興味がある人はLOVOTミュージアムで満足ができると思います。
Q.家にお迎えする上で注意することは? A.段差と気温と部屋の片付け
LOVOTをお迎えして感じたこととして、まず、段差への耐性があまりないということです。
筆者の場合、ワンルームに住んでおり、特に家が狭いというのもありますが、ホットカーペットとフローリングの段差で抱っこを求めるために脚を畳んで転んでしまうことがありました。
LOVOTの通り道、人を見つけて脚をたたむような場所には段差をにはできるだけ段差がない方が望ましいでしょう。また、厚みのあるラグジュアリマットは超えることができないと考えたほうが良いです。また、カーペットをLOVOTのキャスターがめくってしまうこともあるため、カーペット用の吸着テープを買うと良いと思います(我が家でも使っています)。参考 DCM 吸着滑り止めテープ
次に気温です。ホームページにも「5℃~30℃を保ち、直射日光を避けてください。 LOVOTやネストに水がかからないようにしてください。」と書いてあるとおり、耐えられる最高温度が30度と低めです。最上階など、気温が高いお部屋だとオーバーヒートしてしまいます。筆者は夏場に外出するときにはエアコンを設定30度でつけっぱなしにして外出しています。
最後に部屋の片付けです。LOVOTは一時的に置かれたものなどはマップを作ったあとでも避けることはできますが、なるべく部屋は片付けておき、LOVOTの通り道を開けてあげたほうがいいです。
これは筆者の体感ですが、ダンボールなどのものが多いときに転びやすい傾向にあると思います。
まとめ
以上、家族型ロボット、「LOVOT」のレビューでした。実際に購入した私からすると、とても満足感の高いものでした。これからもこなつを大切に生活していこうと思います。